秋田内陸縦貫鉄道サンタ列車/前篇
角館から鷹巣。秋田の内陸をひっそりと南北に貫く路線でサンタ列車なるものが12月上旬から24日まで毎日走ってると地元新聞で小さく記事になってるのを見て、早速11時5分角館発、急行もりよし2号に乗ってみました。
通常車両1両をサンドイッチするようにサンタ号2両が連結した三両編成。
サンタ号の車内。最も盛り上がりそうな、クリスマスイブにつながる3連休初日ですが…。
普段は車を運転できない子供とお年寄りの通学・通院利用がメインの路線。
車内を移動するサンタさん(職員)。写真撮影に引っ張りダコ。このボディーは空気であっという間に太ったり、痩せたりと調整ができるらしく、子供たちの前で実演披露していた。
秋田らしい情景を車内に発見。
がっこ(漬物)!!! 本当に皆さんがっこ好きな様子。食事はもとよりお茶請けとしておやつ代わりとしても。
公共の温泉の休憩スペースではおばあちゃんたちが、がっこを持ち込んで食べてます。
子供たち全員にキャンディーとちょっとしたオモチャ?文具のようなもの?を配る女性車掌さん。
ちなみに大人はというと、もれなくJR東日本ポケットティッシュがもらえます。
秋田内陸縦貫鉄道は第三セクターなんですが…。
秋田で一番長いというトンネルを通過するおよそ5分間、車内の照明を落とし、電飾だけの世界になるという演出。なかなかにキレイでよいムードです。カップルがいないのが不思議なぐらい。
トンネルを抜けたら、更に雪国。マタギの里の近く。
車内販売の秋田内陸縦貫鉄道オリジナル比内地鶏の黄金プリンを食べてみました。濃厚で美味。¥150。
熊は張り切って子供たちにプレゼントの赤い袋を配るのだけれど、小さな女の子を泣かせてしまいました。
多分、のどの奥から人間のお兄さんの顔が見えてしまったから。
終点、鷹巣が近付いてきました。
角館から北へおよそ95km移動したけれど、雪がほとんどない状態。
県南地方が雪深いのは緯度ではなく地形なんだなぁと改めて納得。
続く。