Comic Baton①

　id:toshi-iさんからいただいたのを、ためておりました。お待たせいたしました。

1.Total volume of comic on my Bookshelf（本棚に入ってる漫画単行本の冊数）
　引越ししてから、まだ本棚に漫画を入れてないです。というか、そもそも漫画用の本棚ないし。ダンボールの中です。多分、80冊くらいじゃないかと。ブックオフに持っていったので減りました。

2.Comic thought to be interesting now（今面白い漫画）

キーチ!! 7 (ビッグコミックス)

　実はこの作家、好きじゃないんです。他の作品も同様なのですが、物語を進めるにあたって、解決の手立てや現実との折り合いを提示せず、ただ世の中のどうしようもなく汚く救いようのない部分を延々見せつけてくれるので。ただ、ビックコミックスペリオールは毎号キオスクで買っていて、そこで連載中なのでなんとなく読んでおりました。

　ところが、ここに至って長年の暗いトンネルから一気に、爆発する勢いの展開。ビックコミックの次の号から初めて読む人は
「なんだ？この荒唐無稽な話は」
と思うだけかもしれません。が、連載開始から読んでいた身としては「あの観るのもツライ、嫌な話は、ここへたどりつくまでの必然だったのか」と感慨ひとしおなのです。

　ちなみにキーチは主人公の現在小学6年生の少年の名前。彼が幼稚園児のとき、愛情にあふれた両親が、目の前で通り魔に惨殺されるところから物語が始まります。

3.The last comic I bought（最後に買った漫画）
　ビックコミックオリジナル　7/20号
　今、連載中で面白いのは「PLUTO」「沈夫人の料理人」「イリヤッド」「龍」「あじさいの唄」そして、業田良家の「川柳虎の皮」コーナーかな。

4.Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me（よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画）
　その1：
　

リボンの騎士(1) (手塚治虫漫画全集)

　3歳くらいのとき、生まれて初めて手にした漫画。今、家にある漫画も殆どが手塚漫画。尊敬してます手塚センセイ！なのに…
　　オマケ：
　　

神罰―田中圭一最低漫画全集 (Cue comics)

　こっちも見てしまいました。懺悔。
　その2：
　

マカロニほうれん荘 (1) (少年チャンピオン・コミックス)

　小学生の時、これを見て笑い転げてました。そして、トシちゃん25歳を通り過ぎ、永遠の乙女キンドーさん（♂）の年齢に近づきつつある今見ても、色あせないナンセンス・スラップスティックさですが、

　3巻にまとめてしまった文庫本はおススメしません。

　出版社の方で勝手に順序を入れ替えたり、部分をカットしたりでそれはそれはヒドイものです。かつてのファンとして怒りすら覚えました。読むのでしたら、最初に単行本化された全9巻を！

　この漫画は、最初は普通の学園ギャグ漫画だったのが、どんどん暴走してゆき、自分のスタイルの頂点を極めた一人の作家が、次第に創作の苦悩や、出版社とのオトナの事情その他から変調をきたしていき、最後は完全に壊れていく様（まさに文字通り！）を、きちんと順を追って見届けるのが正しい鑑賞法だと思います。ギャグの楽しさとともに、子供ゴコロに作者の壊れっぷりがトラウマになりました。

つづく。