キル・ビルVol.2

キル・ビル Vol.2 [DVD]
 これも愛、あれも愛、たぶん愛、きっと愛。(by 松坂慶子
 …なのかね???
 幼いころから金髪好きだった男と年の離れた金髪娘のカップル。金髪娘が自我を持ったら、男が半殺し。でも、それも愛してたから。
 日本映画への愛(オマージュ?)。戦いの際に日本刀の鞘を捨てると必ず負けるとか、そういう様式はシッカリ踏襲してた。でも、心はなかったなぁ。バイオレンスを正当化できるだけの大きな恨み・哀しみとか。自分勝手な人が、自分勝手に関係ない人も巻き込んで争ってるって感じ。
 やっぱり愛してるのは形・様式(うわっつら)なんだね。オタクって。
 それなりには面白かったのだけれど、あの公開時の熱狂、大騒ぎぶりは何なんだろうという感じ。
 でも、ユマ・サーマンみたいな美人に、目の下のたるみとか、肌荒れをカバーすることなく、そのまんまアクションさせるところは好感もてました。同じ理由でダリル・ハンナの髪振り乱して暴れる様も。かっこいい。