麗しき文化

 晩御飯は、高島屋近くの穴子専門店でお重に入った煮穴子、焼き穴子のセットをそれぞれいただく。


 このお店、10日前にオープンしたばかりでも、建物自体は相当古い。昔の木造建築を上手い具合に生かしている。中々いい感じ。穴子のお味自体も、なかなか。

 だが、うなぎのひつまぶしもそうだが、最初は山葵で、次はネギ、ゆずといった薬味と、最後は骨汁をかけてお茶漬けのようにいただく…という、一粒で3回美味しい的食べ方は、やっぱり昔の日本が豊かでなかったからこその、貧乏ゆえの知恵だなと。その発想はとても豊かだと思いますが。

 で、一応物質的に豊かになった今となっては、少ない資本投下で客単価を上げる、合法的な仕組みなのね…と。(遠い目)

 
 薬味の小皿が並ぶと、それだけでボリュームアップ。おなかは膨らまないけど、皿数が増えて見た目がにぎやかですね。骨汁、別料金ですか。そうですか。