ひな祭りに寄せて

 ドロCさんのこの日(http://d.hatena.ne.jp/unmonoko/20050301#p5)の「侮辱は我慢ならない」と発言されたことと、コメント欄に書かれていた内容に激しく賛同いたします。
 そのドロCさんの発言の元となったchimadcさんのこの日(http://d.hatena.ne.jp/chimadc/20050228)の内容。冒頭の金原ひとみ花村萬月の対談における個別の力関係は、元がわからないのでなんとも言えないのですが、その後に展開される一般論としてのchimadcさんの主張は(この日に限らず、常に彼女は同じことを繰り返し言葉を変えて主張されていますが)、その通りだなと思うことしきり。
 すでにコメント欄が長くなってしまっているので、自分の所に書きます。(何言ってるか、私の部分だけを読んでもわからないと思います。申し訳ないですが興味を持たれた方はドロCさん、chimadcさんの日記およびコメント欄を是非お読みになってください。)
 生活の糧を得る職場(金原・花村、および宮部みゆきで言うところの文学界)で、毒オサーンに「うるせえよ」*1と言ってしまった女子は、あくまで私の知る限り、ですが
1.ボコボコに返り討ちにあい続けて、精神を病んでスピンアウト。
2.病む前に、見切りをつけて国外逃亡。(文字通り、海外に行っちゃうのもあるし、外資系に鞍替えするも含む)
の2つに一つです。いずれにせよ、毒オサーンに対し「うるせえよ」と言い続けることはできません。次に入った人に続けてもらうしかないのでしょう。継続は力なり。ただし、それをするということは相当シンドイことだとわかっているので、人に言うのにはかなり躊躇われます。
 また日本の場合、若いものは目上のものを立てないとならないという、男子にも十分適応されるルールがあって、金原氏も一般的な日本の会社で働く女子も若く、毒オサーンは何よりまず、多勢な上、年長者なので二重三重に難しいのだと思います。
 余談ですが、ライブドアがあれほどバッシングされるのも、彼らのビジネス以前に、年長者(既得権者)に対する振る舞い方がなっとらんということが、逆鱗に触れてしまったからと思われます。
 例として、宮部みゆきは作品内で勝負するというo-tsukaさんのコメントがありましたが、若いころの私も時々「うるせえよ」と言いつつ、まずは仕事で結果を出すことかな思いました。
 しかし、それはまず
「会議に出させろ。仕事にならん」
と言うことでした。こんな低レベルの問題からクリアせねばならんという(そして、この発言すら摩擦になる)それが、日本のちょっと前までの現状です。
 そして女人禁制?の会議で初めて見たものは、
「主婦はバカだ」
「主婦は、家の中のもの全て夫のために夫の好みの商品を選ぶものである」
という、めまいがするような毒オサーンたちの暴言大会でした。

*1:念のために。文字通りけんか腰で言うということではないです。