[Memo]不思議なことに気がつかない

 昨日、お箸で食べられるイタリア料理店でお昼を食べた際、母が
「これ集めて、訪販レディをしているお友達にあげなきゃ」
と、いそいそと使用済み箸袋を持ち帰っていた。お友達の所属する会社ぐるみでやっている車椅子を寄付するためのボランティアだという。
 それって、昔あったプルトップ集めて車椅子…と同じじゃなだろうかと、自宅に戻ってからネットで検索。
 決定的な確証はなかった。が、やはり都市伝説の一つっぽい。その企業のサイトでも、会社を上げてそんな活動をやっているという記述はない。
 それで母に
「集めたところで誰も損するわけじゃないけれど、デマじゃないかと。箸袋がお金になる仕組みについて、具体的なことがその話にはないんでしょ」
と電話。
 もしかしたら、母の友人からの話のように、ホントにその社長さんは外食の際は必ず、部下の箸袋まで自ら回収してるのかもしれない。善意でドラム缶2つ分、集めようとがんばっているのかもしれないが。
 それとも、訪販レディの誰かが単に個人でやってることが、回りまわってこんな尾ひれがついてしまったのだろうか。集める箸袋は、無地は不可、屋号が入ってないと駄目という芸(情報)の細かさよ。
 しかし。
 誰も損をしないとはいえ、こういうのもオレオレ詐欺に通じるものがあるなと思う。よくよく考えれば不思議な話だという点において。そして、そのことに気がつかないという点も。
 去年の正月。岡山の義父の
「高校時代のお友達という人からa2004さんいませんかと電話があった。横浜の住所と電話番号教えてあげたけど、その後、お友達と連絡とれたか?」
という件も思い出した。
 私の現住所すら知らない人が、オットの実家の電話番号を知ってるなんておかしい。義父は私やオットがそのことを指摘するまで、全く気づいていなかった。相手は、同居しているものと思い込んでいると善意に解釈。それこそが思い込みというものなのだが。
 どうやら、義父はあちこちの懸賞にハガキで応募する際、当たる確率を高めようと私の名前も使って出していたらしい。
 本人の知らないところで個人情報漏洩。しかも、二度も(苦笑)。同居してたら、私は地元エステか、美容器具の勧誘でも受けていたのだろうか。
 とは言うものの、私だっていつ、別のバージョンにころっと引っかかるやもしれぬ。だからこその、メモ。