民族の祭典

a20042004-08-28

シンクロの団体フリー上位の演技を見て、な、なんだこの“民族の祭典”はと驚く。日本の武士道・サムライを始め、アメリカの魔法使いの弟子(ディズニー)、スペインのダリ(ダリの顔をプリントした水着に、ダリの肉声を入れた音楽、ダリの作品を表した演技)、中国の碁。
そんな中、世界の様々なジャンルの音楽を少しずつ演技に取り混ぜて、全てを飲み込んだロシアが優勝しましたという結果。さすが。
気になったので、似たような競技の新体操団体フリー上位も見てみたが、特に民族の祭典化はしておらず。レオタードのデザインでは多少のお国柄は出ていたものの、演技全体で国の文化の独自性をアピールするようなのはない。こちらもロシアの優勝。
あのシンクロの“民族の祭典”化は、日本がこの数年、強力な和風路線を続けている影響なのかと素人が邪推してみる。同時に、プログラムの奇抜なアイディアではなく、難度の高い技を最大限に美しくスムースに引き出せたところが優勝というのは、納得の結果かなとも。