31アイスクリーム

 新しくこの地域に出来たイオン系のショッピングセンターを見学。食料品と小学生未満のお子様用品(服、おもちゃ)に特化した品揃え。子供連れ客の多さによる騒々しさも加わって、お年寄りは絶対に来られないお店だなと思った。
 センター内のサーティーワンアイスクリームで「今なら、ダブルでトリプルをサービス」というのをやっていたので、調子にのって注文してみる。トリプルを食べるのは生まれて初めて。ベリーべりーストロベリー、チップドチョコレート、トロピカルシャーベット。美味しい、美味しい。
 子供のころ(小学生未満)に初めてサーティワンアイスクリームに入ったとき、頭の中の概念として「31=有限」とあっても、原始人の数の概念が3までで、それ以上は「たくさん」と言っていたのと同じく、子供頭には実質「無限」に変換されていて、大いに興奮した記憶がある。実際、31種類も並んでいるのを見ても、まだショーケースから頭一つぐらい出る程度の背が低いこともあって全種類を確認しきれなかった。それでも、数え切れないほど「たくさん」あると、誤まった形であるが「確認」できてしまって更に興奮していたような。
 しかし、このサーティワンにはアイスは31種類はなかったように思う。大人なので、もう一つ一つ数を数えず、ショーケースを上から眺めたパッと見の感覚だけれども。今の子供にあの感動や興奮はないのだろう。いや、そもそもこういうリッチテイストのアイスは、今や珍しくもなんともないか。
 帰宅後、一気に体がだるくなる。貧血とは違う感覚なのだけれど、立っているのが辛い。眠い。何もやる気がおきなくなる。トリプルアイスのせいだ。糖分を大量に採ると、体がだるくなる体質なのだ。アイスごときで、体の融通が利かなくなるとは情けない。