Seventh Garden /清水靖晃

Seventh Garden

 ニューエイジ?ヒーリング?普段、この手の音楽は全く聴かないのだけれど、この音楽は一体なんだろう。言葉で説明するのは難しい。清水氏はサキソフォン奏者兼作曲家の人。でもサックスCDではなくて、開催中の浜名湖花博内の庭文化創造館に使われている、何でもありの懐かしいのに新しい音楽。リアルプレイヤーを持っているならココで試聴できる。

 最初の曲『雑草』は、56種の雑草の名前を児童合唱団が音楽にあわせて読み上げるというか、歌い上げるという代物でイキナリ「何だコレは!」って感じ。ヘンテコな名前が多いので、ついつい調べてみると、意外に面白い。よく見かけるけれども、名前って知らなかったなと。

『雑草』に歌われる雑草名の一部

 調べてみるとここで言う「雑草」とは、ほとんど水田とその周辺に生える農家の方にとっては「害草」で、除草剤メーカーのサイトに載っている反面、絶滅危惧品種として環境関連サイトに載っている種も結構な数がある。思いがけず生存をかけた壮絶な戦いがあることを知ってしまい、のどかな気持ちでは聴けなくなりそう。このCD、ものすごく環境コンシャス?というか、ジャケットも紙製、解説もなしなので、作者の意図があるのかどうかは分からないのだが。
 また、偶然、無農薬無肥料稲作をやってるサイトもみかけて、両方を同時にやめたら、しばらくすると雑草の勢いも弱くなったと言うコメントも発見して興味深かった。(肥料をやるから、雑草も伸びるというわけだ。マッチポンプ。ただしURLは分からなくなってしまった。)

 それはともかくとして。庭文化創造館に行ってみたい。http://www.niwabunka.org/