父の日…そして母の日

 そもそもは、義父に何を贈るか?が始まりだった。
 今年ははてなダイアリーユーザーの皆様のダイアリーを参考にしてみようと試みたところ「父の日」の登録自体がありませんでした。
 乗りかかった船ということで、父の日の起源を調べてキーワードを作成。ところが…意外にもヒットしたのは1件だけ。*1こうなってくると俄然、母の日も気になってくる。案の定、母の日も登録がなかったので、ささっと調べて作成すると、ここでもやはりヒットしたのは1件*2。「父の日」「母の日」ともに、ダイアリーに書き込んでいたのは同じ方でid:feilungさんでした。
 はてなダイアリーは昨年3月から正式版サービスを開始して以来、現在登録数は202万人と言われているようですが、皆さん関心が薄いのでしょうか。別に皆が皆「父の日」「母の日」に何かすべきとは全く考えていないでのすが、ただ想像以上のヒット数の少なさにちょっとビックリ。
 更に調べついでに、母の日について思いもかけない真相?を発見。
 本当の母の日って:http://www.ochanoma.info/sc_mothersday.html
 初耳です。一般的には、キーワードに記した通り、アメリカのある女性が自分の母の命日の追悼式に白いカーネーションを配ったことがきっかけで、最終的にアメリカの祝日に制定されるのですが、一介の女性の行った行動がなぜそこまでの広がりを持つ運動になりえたかのか。
 元々この方のお母さんは南北戦争時に「母の日仕事クラブ(Mothers' Day Work Club)」なるを組織していた社会活動家だった。だから追悼式は当時としては社会的注目を浴びたのだとか。
 ですが、皮肉なことに一旦制度として取り込まれてしまうと、本来の志とは別の「商業主義」により歪曲されてしまったというわけです。平和を祈るはず(そして、社会活動をしていた女性たちの作った)『母の日』を「家族のために捧げてくれている母親に感謝しましょう」というアイデア(男性に都合のいい献身的な女性像)にすり替えるあたり、かなりイヤ〜な感じです。*3
 このような本来の起源を考えると、プレゼントなんてしない方が正しいのかもしれません。「母の日」から生まれた「父の日」を推進する日本ファーザーズ・ディ委員会は、かなり商売っ気がたくましそうだし。
 だからと言って、何もしないわけにはいかぬのが浮世の義理だったりするのですが。一応、これでも嫁なわけで。

*1:キーワード登録完了時点。

*2:同じく登録完了時点

*3:他をあたっての検証が出来ていないのでキーワードの解説は“一般論”まで。