逆境の夢

 ひょんなことから東大法学部教授、蒲島郁夫先生の存在を知る。

 スゴイ方だと思いました。東大の先生だからではなく、そこまでの道のりに。

 極貧の少年期。成績も決して良いとはいえず。小学2年から新聞配達を11年続け、高校を卒業後は、農協にお勤めするも、自分には向いていないと判断。農業研究生に応募し、アメリカに渡って農場で働くも、そこでもやはり農業は向いていないと。

 けれども研修中に勉強の楽しさを知って、24歳で初めて大学に入学。ネブラスカ大で畜産学を学ぶも、28歳でハーバード大へ移って政治学へ転向し…。

 軌道修正の連続。でも、次への希望に向かって、果敢に挑戦する。

 こういった生き方もあるのだなと、すがすがしい気分。日本では、どうしても人生には決まったコースがあり、それ以外がないように思い込まされてしまいがちなので。

 逆境の夢 学者人生を拓く:http://politics.j.u-tokyo.ac.jp/kabashima/yume/hakkentop.html