クロニクル・ラブ

与野公園バラ園

 与野公園まで自転車で遠出。今週末にバラ祭りがあるらしい。品種によって全く異なるが、バラ園の開花率は平均すると半分ぐらいか。平日でも既に結構な人が訪れている。介護士に付き添われた老人や、障害者の人もいる。

 最寄り駅である与野本町駅前にも、広範囲にわたってバラ花壇が整備されていた。白バラの壁を背に、ベンチに腰掛けるお年寄りがちらほら。いい感じ。
 
 さいたま市、と一口に言っても合併に次ぐ合併で、かなり大きい。だが、少なくともこの私の生活圏に関しては、かなり暮らしやすそうな感じではある。住んでみて思うのは、さいたまは、随分イメージ的に損をしているんじゃなかろうかということ。


 Hanakoの中吊り広告を見た。今週は横浜特集。元横浜市民として思うに、さいたまが、イメージ的に損をしてる原因の一つは、県外からでも訪れたいと思うデートスポットがないことではないか、と考えてみたり。男と女の物語が生まれる場所は、歌になったり、ドラマになったりと更に魅力的に喧伝される。

 もちろん、さいたまにだって、いくらでもマッタリ過ごせるだけのスポットはある。だが、県境を越えてまで…という、強力な特徴のあるものかどうか。
 
 いや、それがないからと言って、日常生活には困らない。メディアが好んで取り上げるおしゃれスポットは、所詮、非日常空間。日常が充実してれば、いいじゃない…と思うんだけれど。


 彩の国芸術劇場の横も、通った。前から、面白い演目をよくやっているなと興味を持っていた劇場だ。さーっと走り過ぎた限り、劇場の周りには、イベントが終わった後、おしゃべりをしながらお茶をしたり、食事をするような場所がなさそうである。さいたまの人は、まっすぐお帰りになってしまうのだろうか。

 こういうところには、多少の非日常性があって欲しい。こんなところが、いいところがいっぱいあるにもかかわらずイメージが良くならない、さいたまのツメの甘さなのだろうか。もったいない。


 ところで、横浜特集のHanakoの表紙は横山剣。♪俺の話を聞け〜5分だけでいいから〜と歌われると近藤真彦の「すにーかーぶるーす」を思い浮かべてしまう。古いヤツだとお思いでしょうが。 

 その上、「タイガー&ドラゴン」では、“話を聞け”時間が、2回目は2分に減ってる。切ない。♪どこに男の夢がある〜。