目の見えない人の生活

 実はこのブログには、以前から上記タイトルの検索ワードでこられる方々が、意外にたくさんいらっしゃいます。その都度、違う方々のようです。福祉に関係のある方々なのでしょうか。
 とはいえ、消費生活アドバイザーの更新講座で見たドキュメンタリービデオの件で、ほんの少し触れているだけのこと。(http://d.hatena.ne.jp/a2004/20040702#p1
 役にたつ情報でなくて申し訳ないです。でも意外にこのワードのヒット数って少ないんですね。一番多いリンク元のYahoo!検索で16件です。(26日深夜2時現在)
 介護学校の訓練なのでしょうか。最近、横浜の街の中で、教官の指導の下、大勢の生徒がそれぞれペアを組んで、一人が目隠しをし、もう一人が目隠しをした人に付き添って歩く…という光景を見ました。
 ちょうどその集団の横を通りすぎたので、生徒さんたちの会話が聞こえました。
「(左の腕を抱えて歩いてもらっているので)右がすごく怖い、何があるか不安」
 でも、生徒さんたちはゆっくりではあるけれど、ちゃんと全員、前に進んでいるからスゴイ。リードが上手いんですね。さすが。
 以前、私とオットで真夜中に近所の人通りの少ない歩道で「目の見えない人ごっこ」をしたことがありまして。
 目をつぶったまま彼に手を引いてもらったのですが、10歩も歩けなかった。彼もすぐに怖がって、どんどん腰が後ろに。
 手を引いてもらってるわけだから大丈夫なはずだけれど、自分の足元が確認できないのは、恐怖に近い感覚。頭で考えるのと実際にやるのとは、全然違ってました。その不安に取り付かれると、自然と足が前に出なくなります。
 単に我々夫婦は、信頼関係ゼロってことかもしれませんが(苦笑)。
 昼間の電車の中でも、介助者とペアになって「高齢者体験」をしている人たちがいました。あれは介護学校の生徒さんというより、サラリーマンっぽい人たちでしたが。何かの研修でしょうか。
 顔には、視力を落とすだけでなく、視界が狭くなる大きなゴーグルのようなものを、手には指先の動きが不自由になる手袋のようなもの。そして、筋力の衰えの代わりに全身に重りのついたプロテクター(しかも関節が動きにくそうな感じ)を装着。一見すると、かなり異様な集団です。
 ですが、こういう訓練を見かけるということに、時代の流れを感じます。