ふるさとは
今日、都心のある場所で、ある人とお話をしていて、ふと思ったこと。
ふるさと、というか18歳くらいまで過ごしていた土地は、よくも悪くも分かちがたく、その人のパーソナリティに決定的な影響権みたいなものを保ちつづけるのだろうか。今日会った人は、森の出身の人と海の出身の人だった。それぞれの今に、森や海は関係している。
では、私のそれは何かという段になると…。山でも森でも、海でもなく。かつては一面、田んぼばかりだったところ。ほんとにそれ以外何もない。
でも、今は田んぼは埋め立てられて、味気ないショッピングセンターとか、センスのないコンクリのカタマリのビルが、ボコボコと計画性もなく。道路の拡張工事に伴って、かつての家は、隣近所も含めて全て取り壊された。
昔は、田んぼしかなかった。今は、昔のものは何もない。私に与えた影響は?