テレビは見ない

テレビ界では、新潟の地震の被害状況をどしどし報道しているのだと思うのですが、ほとんど見ない。
こんなに被災地では大変なんです、ってレポーターが言っているわけですが、なんかこう、
「あぁかわいそうだね。私達は関係なくてよかった」
って、高見の見物席を用意してもらっているような感じがしてならない。他人の不幸を消費してるっていうか。いや、実際、知人もおらず、幸いにも直接関係のない立場ではあるのですが。
“孤立した地域”っていう言葉も何度も繰り返されているようだけれど、じゃ、なんでアンタ、その孤立した地域にツヤツヤした顔でつっ立ってんの?とか。
その辺り自分では上手く書けず、モヤモヤしているのですが、このブログの文章がそのモヤモヤ感の1部を代弁してくれていると思った。目線の問題か。


ふらっとブログ 被災地のテレビカメラ:http://frat.jp/blog/archives/2004/10/post_46.htm


一方ネットを回っていると、生の情報が錯綜していて興味深い。
はてな、さすが。キーワード化。【はてな新潟中越地震「現地発」情報


現地に近い人による最新状況の書き込み、ボランティアに行こうとする人の心得とか、救援物資、何が本当に必要でどこに送ったらいいかとか具体的だ。それと、やっぱり出るかなと思っていたら予想通り、義援金詐欺とか。いや、外れた方がいい予想だったのですが。


市職員のふりして義援金を集める:http://www.asahi.com/national/update/1025/032.html


何かネットがらみで事件が起こると(最近だと集団自殺のヤツとか)、テレビ、特に日中のワイドショー系は
「インターネットというのは、なにやら我々の知らないところで恐ろしいことが進行している世界です!」みたいな、キツーイ、というかちょっとヒステリックじゃないの?という反応をよく見かける。*1
でも、こういうマトモなところは触れないですね。よっぽどかテレビよりまっとうな一面もあると思うのですが。
先のマスコミ入社テスト問題で感じた微妙なズレも合わせて、なんかテレビって目線がズレてしまっているような気がする。

*1:正確には、PCで別の作業しながらTVを流しっぱなしにしてるときのことなので、聞いているだけですが。