その007ですが

スピード感あふれすぎるアクションシーンに、おばちゃん、目がついていけず…。
でも、大規模なオペラ会場から組織の関係者をあぶり出す見せ方はとても面白かった。


で、これからのボンドの敵は時流に合わせて、国境を越えて富と資源を一手に掌握、
それにより影で世界に君臨しようとするお金持ちネットワーク集団ってことですかね。

今さら右も左も、善も悪もないと。あるのは持つ者と持たざる者。

なんという贅沢!と言っていいものか

去年の秋に出来たばかりのイオンの大規模店内にあるシネコンで007の新作をオットとともに見に行ったのだが
まだ真新しい広い劇場内には私たち以外、往年の007ファンと思しき年配の男性が2人だけ。
ほぼ貸切に近い状態で、新作映画を見たのであった。
まぁ、公開から日数が経ってるのと、日曜の夜という時間帯のせいもあるとは思うが。


ちなみに秋田市内以外のシネコンは、県内ではここだけ。
もっというと秋田市内以外で映画館と言えるような場所は事実上、ここだけ。


去年の夏、秋田市内のミニシアター系映画館で平日昼間に「レンブラントの夜警」という映画を見たが、*1
その時は本当に私一人の貸切状態を体験した。


「私一人でも、上映しますか?」と尋ねると
「携帯電話でも何でもやりたい放題ですよ!」と明るく答えてくれた支配人。


その映画館、現在冬季休業中。暖房費用を上回る収益が見込めないってことなのか…?
けれども、そろそろ復活してくれそうなのはありがたい。


ただ、車で片道1時間半をかけて、
しかも他所とは半年以上遅れで上映されるものを見に出かけるというのは
正直なんだかな…という気がしないでもない…地球にやさしくな…



…いや、文化の灯りを消さないために。エコよりエゴ。

*1:その上映も金土日のみの、変則的なもの。

俺のヨメ・お前のヨメ

衝撃の動画中に寄せられるコメント表現で、気になったもの。
この方のように、手に負えない(自由すぎる?)感のある女子に「お前のヨメだろ、なんとかしろ!」
可愛いければ「俺のヨメ」。

ネット住人同士の他愛もないじゃれ合いとはいえ、男同士で所有権のやり取り。
ヨメって改めて「イエの女」だと思い返して、いやーな気持ちになる瞬間。

まぁ、そんな思惑などモノともしない勢いで、ぶっ飛んでるからこの方はすばらしい!!!のだけれどね。

“衝撃”を感じてみました

その他、“衝撃”の数々。

【ニコニコ動画】【youtube】最強のジャパニーズエアボ・ラミ子【高画質Ver】

【ニコニコ動画】new bornを感じてみた

【ニコニコ動画】ワールドイズマインを感じてみた


この方の存在自体が最も衝撃で、すばらしい!!!と思ってるんだけど、
アイマスとかボーカロイドとか人間とか並行してる状況が
混沌としてるというか面白いなぁ…と。

いぶりがっこの“金樽”

大根を燻製にしてから、主に米糠と塩で漬けこんだ漬物「いぶりがっこ」。
味的にはスモーク臭のする甘めの沢庵のイメージ。

そして、金樽とは“いぶりんピック”と称するいぶりがっこのコンテスト*1が去年2月から
いぶりがっこの産地の里で開かれるようになりまして。
その年の金メダルを受賞した農家の人のレシピで統一して作られたものが「金樽」という。


入手できたので、あきたこまちといただきました。これは美味しいと思いました。


首都圏を中心に3000本ほど出荷されたらしいです。
もし、見かけることがあったならおススメいたします。1本850円。
いぶりがっことしては超高級価格ですが。



正直に言うと、これまで食べたいぶりがっこを特に美味しいと思っておらず…。
でも、本当はこういう味だったんだ、と。原材料は大根、米麹、食塩とシンプル。


このあたりでは観光客向けのお土産品としてはもちろん、
日常食として普通のスーパーでも、
メーカー品から農家の人の手作り風まで
本当に驚くほど数多くのいぶりがっこが売られているのだけれど
食品添加物(黄色●号、サッカリン、うま味調味料等々)名がズラズラと並んでおり*2
伝統食とうたいながら、市場に出回っているのは伝統的ではないものばかり。
残念なことであるなぁと思っておりました。



「金樽」6日発売 香港へも輸出 秋田
http://www.asahi.com/national/update/0204/TKY200902040237.html

横手・山内地区産 いぶりがっこ全国へ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090224-OYT8T00098.htm

県内では、着色料で黄色く色付けたいぶりがっこが広く好まれているが、松本社長は、自然素材のみを使い、手作りした山内地区産のいぶりがっこを売り出したい考えで、「首都圏では色は気にしない。それよりも、『有機・自然・無添加』へのこだわりが求められている」と話している。

秋田経済って、大変なことになっている一方、商機の芽もたくさんあるように見えることも多い。
けれども、こういう「地元の人と都会の買い手との感覚の隔たり」みたいなものがネックの一つなのだろうか、とかね。

*1:と、言っても参加するのは地元の人、それもいぶりがっこの里のヒトだけであるが。

*2:1品だけシンプルなやつを見かけたが、いぶりがっこの里ではないところで作られたものだった。

ネットが恐ろしい件について、再び(笑)

近況です。こんなことをしておりました。

会場は秋田市内でして、今住んでる場所からはちょっと離れています。こちらで知り合いになった方がいないこともないのですが、秋田市内へお出かけするのは年に1回とか2回とか。このあたりの暮らしでは、県外はもちろんのこと、基本的に盆地の外へ出ることはあまりないようなのですね。


色々なご縁というか経緯もありまして、やらせていただけるものならやってみましょう、と踏み切ったものの、内心、完全にアウェーの地でどうなることやら…と思っておりました。


ですがこんなことにも書いた通り、蓋を開けたら結果オーライでした。*1 ありがたいことです。


搬出のとき、お店の方から頂いた感想ノートを読みました。秋田市へは滅多に出ないという知り合いのコメントがあったりして、来てくれたんだー、やっぱり道に迷ったかーと思いつつページをめくりました。


とうとう最後のページになりました。そこに驚愕の一文が。

*1:蓋を開ける前には、色々色々色々なことはありましたが。

続きを読む

その時は

 トイレから出て居間へ戻ろうと足を踏み出したら、足元がフラつくのに似た変な感じがした。あれ、貧血かな?と。


 居間に入るとオットが両手で食器棚の扉を軽く押さえながら立っていた。それで「やっぱり、地震か」と納得。マンション全体がぐにゃ〜り、ぐにゃ〜りと大きく横に揺れていた。

 しばらくの間、揺れ続けて、多少、壁の中の何かが軋むような音もあったのだけれど、倒れたのは壁に立てかけてあったアイロン台だけだった。


 窓から外を見ると、まだ揺れは続いているのだが、隣の家のおばあさんが玄関から飛び出して一目散に駈け出し、道路に出たところでハタと我に返ったのか、家の中にゆるゆると戻っていくという一連の流れが目に入ってしまった。


 外を見たのは、このあたりには失礼ながら当初、人が住んでいるとは思えなかった木の板とトタンベースの老朽化した住まい(温暖な地域ならともかく冬は大雪が降るのに!)がところどころにあって、そこは大丈夫なのだろうかと思ったからだった。とりあえず外見上は大きな変化はないように見えた。というか、元々歪んでいるようにも見える状態なので本当のところはよく分からないのだが。


 テレビのニュースで徐々に一関が大変な状態だと知る。矢びつダム脇の道路が倒壊している映像が割と早い段階で繰り返し流れた。それは今いる地域と一関をダイレクトに結ぶ国道で、ベイシーに行った日にもダム周辺には行った。やはり山道は恐ろしい。

 
 愛知の母親から電話が来た。秋田も湯沢の商店街の1部のお店の壁が崩れたとか、山内の小学校の体育館の天井が落ちたとかのニュースで大変だと思ったらしい。私もその映像は見ていて、確かにそれらは被害ではあるのだけれど、一関の状態と比べると、ちょっと報道の仕方が大げさかなぁというのが印象。午後、車で湯沢に出かけたが、商店街も表面上はいつも通りといった感じだった。湯沢に続く国道も普段と同じぐらいの車の交通量。


 同じく愛知の同級生からの一応、大丈夫かメールが届く。私たちは子供のころから、いつか東海大地震がやって来る来る!とおどされて、学校では避難訓練等々を散々やらされて、年寄りからは伊勢湾台風とか、三河地震の恐ろしい昔話を聞かされつつ育ち、ある意味、心の準備だけは万端?なのだけれど、何故か外れて他のところにばかり災害がいってしまって、どうなってるんだろうか、という内容。