オタクとオヤジ

 日記ちょうというサイト(http://strange.toheart.to/diary/diary.cgi?Date=2004-12-11#20041211b)で、随分前に書いた箇所が引用・リンクされていてちょっとビックリ。*1
 改めて全体を読んで、そこで気になったのが

男オタクの脳内の女フォルダは「他人」「親族」「彼女」しかない
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20041210#folder

という部分。要は「知人」「女友達」という概念がない、ということのようです。
 オタクの社会性の乏しさを、自戒を含めて謙虚に語っていらっしゃるのだと受けとめました。けれども、私はオヤジだって大して変わらないよと思うのです。
 私の考えるオヤジの脳内女フォルダは「母・妻」「娘」「飲み屋のねーちゃん」。
 一方的に甘えられてお世話をしてもらえる「母・妻」、庇護する*2と同時に、無条件に尊敬の視線を送ってくれる「娘」、性的、及び蔑み対象としての「飲み屋のねーちゃん」*3会社で働く女性社員は、知人でも仕事上の仲間でもなく*4、自動的に三つのどれかに振り分けられてます。
 ものすごく分かりやすい例。女子社員のお尻を触って、抗議されると
「親しみを込めてやってるのに、お高くとまりゃがって!」
とマジに逆切れするオヤジが、以前いた会社にはいました。同じ家(会社)の中にいると、皆、親族になっちゃうんですかね。親しみこめてスキンシップですから。もしくは、飲み屋のねーちゃんならお尻触っても怒りませんが。この辺、もしかしたらオタクが「手間を省いちゃう」と同義なのでしょうかね。
 けれども、どこにも振り分けられないとなると脳内男フォルダにある「敵」に入れられて、バッシングの対象です。「お尻、触らないでください」という女子社員とか。
 男オタクは、取りあえず「他人」というニュートラルなフォルダがあるだけでも、まっとうなのではと思いますが。オヤジよりも。

*1:もちろん引用・リンクは全然オッケーです。

*2:時には所有すると同義。「うちの娘(こ)、そっちに回しますから…」とか。

*3:私がそう思っている、というのでは決してなく、あくまでオヤジの論理。会社員時代、このようなオヤジに色んな飲み屋に連れられて、結果として、飲み屋のねーちゃんと呼ばれる方々のキチンとしたオヤジあしらいという仕事ぶりも見ております。

*4:仕事の能力よりも、いかに自分のお世話をしてくれるか、ヨイショしてくれるか、不倫の夢を見させてくれるか(???)の方が評価の対象というか