老猫の脱皮、猫又
実家に一週間ほど帰っておりました。
数年前、夏場に点滴を打って命を永らえたとここに書いた実家の老猫(メス)*1ですが、まだ生きてます。たぶん、22歳です。人間で言ったら100歳は既に超えてるらしいのですが、じゃ百何歳にあたるのかはよく分かりません。今年の猛暑は点滴なしで乗り切ったとのこと。進化してるのか!?かかりつけの獣医さんも「この子は化け猫の領域だね…」とあきれてるそうです。
その他にも、彼女には謎の行動・エピソードが尽きないのですが、両親によるこの夏、最も衝撃的だった出来事は…
父が久しぶりにシャンプーで彼女の体をゴシゴシ洗っていたところ
「背中がパックリ2つに割れた!?」
と仰天。
いや、落ち着いて恐る恐る覗いてみると
「脱皮!?」
寄る年波には勝てず、体が硬くなったか、面倒くさくなったのか。しばらく前から下半身の毛づくろいをしなくなってたようでして。*2
そのため、毛がもつれて固まったまま、抜けるものも抜けず、新しい毛が生えそろった段階で押し上げられて、シャンプーでこすられたら丁度うまい具合にベリッと剥がれた… というのが真相らしいです。
脱皮?した毛皮(表)
今でも元の場所に置くと、毛の模様がぴったりあいます。
そして、次の脱皮の予感。
父の指が2本、中に入ってますが、まだ両サイドは体にくっついてます。 これ、新しい尻尾が生えてきているように見えなくもない…。
いわゆる“猫又”というのはこういう現象だったのではなかろうか?猫にとって毛づくろいというのは非常に大切なのだなぁとシミジミ思った次第であります。
猫又:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%AB%E5%8F%88
*1:実録・点滴をする猫:http://d.hatena.ne.jp/a2004/20040814/p1
*2:この件について補足。http://d.hatena.ne.jp/a2004/20071013/p2