雨よりも何よりも

お土産 横田エアベースショットグラス

 多摩ヒルズレクリエーションエリアという在日米軍のためのゴージャス保養施設にて日米親善ピクニックに参加するも、あいにくの雨。予定されていたアクティビティのうち、できたのは屋根つき会場でのバーベキューと、雨の間のパターゴルフのみ。広大な敷地で、乗馬もできるらしい。


 ここは日本でありながら横田基地と同じく事実上アメリカ。使えるお金は米ドルオンリー。窃盗起こせば、カリフォルニア州法で裁かれますよと。バーベキューのお肉はもちろん直輸入のアメリカンビーフ。食べてしまいました。非国民でごめんなさい。脂身ほとんどないのでもたれることがなく、結構な量お腹に入ってしまいます。アメリカ人がお肉バクバク食べられるのは、霜降りじゃないからと思ったり。


 実はこのような会に参加するのは2回目で、前回は横田基地内でやはり雨だったのだけれど、ホスト側であるアメリカ軍人とそのご家族は大勢いた。


 ごく数時間の間でも気になったのは、軍隊という世界においても薄いベールに覆われたような、けれども確実に人種による何かがある、ということだった。グリルで肉焼いてるのはなぜか黒人の人ばかりで、日本人に話しかけるのは白人ばかり。フィリピン系?と思われる奥様は白人の奥様方の間において相手にされてないというか、一段以上低く見られてるんじゃなかろうか、とか。そんな中、日本人のポジションは名誉白人なのか、とか。


 ところがで今回は、ホストであるアメリカ側の参加者が極端に少ない。日本人参加者ばかりが目立つ状態。


 その理由は「北朝鮮情勢がああなもんで、待機命令を出されてる人が大変多い」から。


 具体的に何段階のどの数字なんてことは聞けないのだが、今、警戒レベルはかなり高い方だということだった。会自体も直前まで中止も検討されていたらしい。そんなんだったら中止でいいですと思うも、楽しみにしているお子様たちもいて、そういうわけにもいかないのか…?


 パターゴルフは、コースの中で動物の像が障害物になっているような子供向けのものだった。ゴルフ経験ゼロの私と、お医者さんとか体育会出身のバリバリのグリーン経験者たちが組になって回った。


 普通にまっすぐが打てなかったり、パー3のところを7打も叩いてた一方、ホールインワン2回とか、ゴルフ歴バリバリの皆さんに「ここを狙うといいよ」みたいな、障害物を避けるコースを読んでもらってたのに、あらぬ方向に飛ばして上手くいっちゃって「そんな方法アリなのか」と皆さんをゲンナリさせたりと、自分の人生の縮図を見るような展開。子供向けとはいえ18ホールは疲れました。