真夏のちょっと怖い話

事件現場

 帰宅直後、ベランダに設置したエアコンの室外機の上に置いていたローズゼラニウムの鉢植えの無残な姿を発見。今年、2回目の出来事。前のはセージ(=ハーブ)だった。 


 素焼きの鉢の割れた破片があちこちに。そのくせ、植物自体は無傷。


 これは植物による“決死のダイブ”である。根づまりを起こしている窮屈な鉢を、もっと大きいのに取り替えろ!という実力行使、自死をもいとわない激しい抗議の姿なのである。


 同じく室外機の上に置いた他の鉢植えは、何事もなく。


 意志を持った植物、恐ろしや、恐ろしや。