The Kiss & Other Movements

 

Kiss & Other

Kiss & Other

 某掲示板で評判が良かったので購入。どの曲もいいけれど、やはり特にいいのは短編映像「水の協奏曲」で使われた「Water Dance」か。

 歌声がある曲が多く、マイケル・ナイマンとしては珍しいアルバム。でも、人の発する声も、数ある楽器の音色の一つのように扱ってる風なのが面白い。

 このころのナイマンの曲は、どれをとってもピーター・グリーナウェイ映画のサントラ盤に入ってたっけ?と勘違いしそうなほど、テイストが似てる。でも、最近の(映画「ピアノ・レッスン」以降の)情感タップリでメロディアスな曲よりも、このころのようなバロック音楽的でありながら、タイトで刻むようなリズムの繰り返し音楽の方が好き。…というか、こんなヘンな曲を作る人、他に知らないんですが。