メイド喫茶探訪未遂

 職場の飲み会の場所が珍しく秋葉原。めったに降りることのない駅だし、現地直行の人ばかり。

 なので早めに仕事を切り上げて、居残り組の女二人、メイド喫茶なるところで軽くコーヒーでもすすってみようかということに。

 飲み会の場所から離れていない、昭和通り近くのメイド喫茶に夕方6時半に到着。オタクな男子(=部外者の妄想の産物)がいるのだろうか、とドキドキしながら入ろうとすると、入り口手前で高校生ぐらいの女の子が集団で、席が空くのを待っていた。

 店内も一組の男の子連れ(しかも今時っぽいファッション)を除くと、ごく普通の(地味目な)若い女の子ばかり。

 私たちも彼女たちに続いて外で待つこと10分。残念ながらこれ以上は、飲み会の集合時間に遅るということで、あきらめる。代わりにマクドナルドで爽健美茶をすすって時間つぶし。

 何もかも、想定外の展開。一緒に行ってくれた女子の見解は
「今、ちょうどテレビで『電車男』がやってるし、夏休みだし、興味本位で覗きにくる子が多いってことなんじゃないか(我々もそうだけど)」
とのこと。私はテレビの『電車男』見てないので、その中でメイド喫茶が登場するのも、ましてや人気があるってことも知らなかった。そうか〜〜。

 とはいえ、入り口まで足を運んだのに、中に入れなかったことが2人とも口惜しかった。夏休みが終わったころ、昭和通り口ではなく、電気街方面のディープな感じのするメイド喫茶に改めてチャレンジしよう!と固い約束。