実験

 埼京線に乗って、オットと共に帰宅。有名な女性専用車両を初めてみる。

 こんな制度、よく恥ずかしげもなく出来るね、世の男性諸君と思う。痴漢被害女子は放置で構わん、ということではありませんよ。


 こんなものが出来てしまったことに関し、男性は少しは恥を知れ、ということです。俺は痴漢やってないから関係ねーよ、という逃げはなしです。痴漢やってねーと胸はる男子は、痴漢男をもっと糾弾してもいいってことですよ。男の恥としてね。でも、どこかで「気持ちは分からんでもない」って思って擁護してるんでしょ。

 女子を守ってやるんだよ、という論理のすり替えもなしです。

 何か性がらみで問題が起こるとき、常に女子の問題(そんな服装している女子が悪い、または、女子を守ってやれ)に置き換わってしまって、主体となってる成人男子の姿はいつの間にか消えてしまいますね。AVもエロアニメも、女の子の映像ばかりで男の画像は殆ど出てこないってのも何か関係してますか。透明人間ですか?被害女子は透明人間にやられてるんでしょうか。

 また、痴漢冤罪を心配なさっている男性の方々も、お前らが勝手なことやってるから、俺ら迷惑してるんだって何で世にはびこる痴漢野郎どもに怒らないんですかね。結局、勘違いした、またはするであろう女性にばかり、怒りと不信の矛先を向けておりませんか。

 または、動物で考えたら猛獣・害獣の方を隔離するわけで、「男性専用車両」の方が自然じゃないのかなとかね。

 ところで。

 さすが痴漢被害ワーストワン(だった?)と言われただけあって埼京線は、激しく混んでおりました。身動きとれませんね。ですが、あえてワタクシ、オットのお尻をそっとなぜてみる、という実験をいたしました。

 オット曰く
「ビックリして声が出ませんでした」

 というわけで皆さん、性的嫌がらせに対するリアクションは男女とも共通ということで。