第7回国際バラとガーデニングショウ/インボイスSEIBUドーム

 車で西所沢まで来たところ、なぜかひどい渋滞。気がつくと「SEIBUドームの駐車場は満車です」との看板が道端に立っていた。


 そんなに人気があるイベントだったとは。西所沢駅前に車を止めて、2駅先の西武球場前まで西武線に乗った。
 
 いやはや、観客席からすり鉢上に広がる会場を見下ろすと人だらけ。オットは、それを見ただけでゲンナリしていた。定価2000円もするチケットでも、こんなに人が集まるとは。メインの展示「秘密の花園」は入場するのに60分待ち。TDLじゃないんだから…。

 とはいえ、やはり中々楽しめるイベントだった。
 
 70年代生まれの若手で、才能のあるいけ花アーティストの作品が見られたこととか。この世界、假屋崎省吾だけじゃないことが分かってよかったよかった。

 また、バラのウィーピングスタンダードというのを初めて知った。右上の画像が展示の一部。つるバラを針金のようなもので固定しながら、枝垂れさせた作品とでもいうか。日本庭園の松の枝ぶりを整えたりするやり方を彷彿とさせる、とても日本的なバラの仕立て方。

 日本庭園にも合いそうだが、ヨーロッパの貴族の館のお庭でもマッチしそうなゴージャスさ。

 でも、何と言っても、石井強さんという個人が、趣味で一人コツコツと積み上げた独自の技術であるというのがスゴイ。まず、野ばらを土台として育て、それにつるバラを接木して…と、時間のかかる作業。

 そして、ブルガリアの民族衣装を着たお嬢さんから「飲むバラ」をまとめ購入。去年、高島屋のバラ展で購入したのと同じもの。バラの香りが鼻腔をくすぐる感じがいい。なくても困らないけれど、あるとちょっと幸せ。