写真美術館・思い出し

 ちょっと前に、とある写真ギャラリーのオーナーさんから聞いた話。
 写真美術館は、都の不採算事業の一つとして都知事からも名指しで指名されている(いた?ちょっと前の話なので、厳密に言うと今はどうだろうか???)ところ。素人目にも、施設の立派さの割りにいつも客が少ないなぁと思うのは確か。
 ところが、今、所蔵品の資産価値が、すごいことになってるんじゃないかと。
 準備期間を考えると、設立のために10年以上前から世界中の有名どころの写真を買いあさっていたわけですが、この間に世界における“写真”というジャンル自体の市場価値が、劇的にグーンと上がってしまったんだそうで。
 そういえば、つい最近もフランスの有名な「市役所前のキス」というタイトルのオリジナルプリント(写真に写ってる女性が所有していたもの)が、約2,130万円で落札されたというニュースがありましたっけ。(http://cnn.co.jp/showbiz/CNN200504260005.html
 ただ、そのオーナーさん曰く
「でも、かえって都知事はこのことを知らない方がいいね。知ったら『今すぐ売り飛ばして赤字を回収しろ!』と言い出しかねないから(笑)」
とのこと。
 というわけで、所蔵品を中心に展開するらしい10周年記念企画、興味のある方は是非どうぞ。