納豆vs.焼酎

 引越しの片付けをしていて、つい借りっぱなしになっていた本2冊に目が。『納豆の快楽』と『地球を怪食する』。
地球を怪食する納豆の快楽 (The New Fifties)
 小泉武夫先生は、本当に心から楽しそうに自分の好きなこと(でも、一般的にはかなりヘンなこと)を語るから大好きです。荒俣宏もそうだけど。
 もちろんこの2冊の本は両方とも、面白いです。読めばおなかいっぱいです。前者は納豆をめぐるありとあらゆる先生の冒険(?)。後者は、地球を股にかけたディープな珍味(ゲテモノ?)食い紀行。
 けれども。
 小泉先生はそれぞれの本で、ラオスの首都ビエンチャンからいくばくか離れたメコン川の支流が流れるある村で、うっかり生焼けうなぎをパクパク食べてしまい、一瞬大ピンチに襲われたことを書かれております。風土病や淡水魚につく寄生虫、病原菌を恐れてのことです。
 『納豆…』の方では、とっさにどんな旅にでも持参するという納豆2パックを食べて事なきを得たとあり、『地球…』の方ではメコン焼酎をガブガブ飲んで体内をアルコール消毒して、翌日も元気ハツラツとあります。
 本当はどっちだったんでしょうか?それとも、2回も同じような目にあったということなら、どっちの方がより有効なんでしょうかね。気になる。