冷静と情熱の間は世界のチュー心だった

 戻ってきて初めて知る『冷静と情熱の間』の舞台はフィレンツェだったという事実。迂闊。
 フィレンツェ観光で最大の名所はドゥオモ。確かに建築としてすごいものがありましたが、クーポラに上った状態はまさにこちらの記事通り。
 まるでセカチューな「冷静と情熱の間」のロケ地:http://www.excite.co.jp/News/bit/00091092016873.html
 今年3月の、まだ日付からホカホカ湯気が上がってそうなのもありましたよ。あああ。
 世界各国のヤツラがいろんな落書きをしており、決して日本人だけがというわけではないのですが、アルファベットの中の漢字・ひらがな、そしてハングル文字というのは、どうしても目立ちます。それに何故かローマ字で書いていても、日本人の場合ハートマークで囲ってみたり、ファンシーでキャッチーなことをするんですね。これも文化?
 また小説の有無に関わらず、クーポラの最上階で2人だけの世界にどっぷり漬かって“愛を叫んでいる(イチャイチャしている)”各国の若いカップルはたくさんおりました。
 一番激しかったのは、ひしめく観光客の足元でもお構いなしにゴロリと転がって、上になったり下になったり、そりゃーもう大変。
 そんなに愛を叫びたくば、お二人に敬意を表し、私が世界に向かって晒して差し上げましょう。

 
 あ、逆光だった。
 そして、クーポラに上る入り口手前の、修復作業のために立てられた衝立(ここにも、激しく落書きあり)に
「女なんてイラネー!!」
と太黒マジックで書きなぐった、日本男児の魂の叫びに合掌。