春は怒涛のごとく

加賀の落雁

 突然ですが、引越しすることになりました。オットの会社命令、空きの出てしまった社宅へ移れという指令が。
 よくよく考えてみたら、18で東京出て来て以来、一番長く、飛びぬけて長く、住んでいたのは横浜のここでした。感慨深いものがあります。ここは、結婚にあたって二人の意志で住むと決めた場所で、二人の本籍もここに新たにしました。10年前の4月に来て、10年後の4月に出ていきます。
 …なのですが、14日から1週間ほど旅に出ます。
 ここ数年間のオットの仕事というのは、土日も出社しながら、会社のバブル時代の後始末をすることでした。いかにマイナスをこれ以上増やさないかというお仕事。負債を作り上げた上の世代の人たちは、まさに“負債”を作った実績を買われて(当時は、負債になるとは思ってもみなかったってことでしょう。)、今現在、結構なポストについていらっしゃるのを横目にしつつ。
 それで長年の鬱積が溜まったのか「うまい焼肉が喰いて〜」と、突然、韓国行きを決行したのが去年のGW。
 部内調整で10月に夏休みを、12月に15年目休暇を取れるはずが、10月に異動の辞令が。新しい職場は、連続休暇が取れるような状況でないことが判明。ブチ切れて急遽、9月に無理やり休みを作って行ったのが上海。
 で、あきらめて粛々と働いていているのを哀れに思われたのかどうかは定かではないけれど、突然、2月末に上司にこの期間休んだらどうかと言われたのが、来週の一週間。
 帰国後の怒涛の引越し作業は、考えると鬱になるので考えないようにして、フィレンツェに行ってきます。しばらく更新は途絶えがちになりそうです。では、また。