連想ゲーム

 職場でかかりっぱなしになってるJ-waveで「あなたはゆとり教育をどう思いますか?」みたいな、ご意見頂戴企画をやっていて。
 リスナー皆様の個々のご意見はさておき、お子様マーケット調査をまとめながら、私は頭の片隅でボンヤリと、ここ数日のライブドア騒動(?)を見せとく方が、よっぽどかお子様の教育にいいんでないのと思う。会社とは、株式とは、企業経営とは、そういうことに興味を持たせるきっかけにちょうどいい。
 「金儲けはけしからん」「お金で何でもできると思うのは間違い」みたいなこと、古い世代の人は言いたがるけど、お金に汚いのと金儲け、ビジネスは別の話。
 お金やお金の使い方、世の中の仕組み、そういったことを教えないで、消費の喜びだけを教えて、いつの間にか「ご利用は計画的に」のお世話になるような人生。「計画的に」できるようなヤツだったら、まず「ご利用」しないよね。ああいうところ。その辺は汚くないのだろうか?いやサラ金自体が悪いって言うのではなく。あれもビジネス。
 あの会社が今後、うまくいくのか行かないのかは分からない。ましてや、堀江社長のキャラが好きとか嫌いとか、そんなことには関心はない。そうそう、古い世代の人にありがちなのは、感情とロジックを混同することだ。
 夜、NHKの人間講座「人生・愛と美の法則」を見る。
 美輪明宏がこの日、語ったことの一つは、色の波動。色には波動があって、皆がきれいな色のものを着れば、世の中によい影響を与えるみたいなこと。
 昔、最初に入った会社で赤いスーツを着たときのことを思い出す。
「山本(仮称)課長のオンナが赤い服を着ている!」
と、さらに上の部長のところに他の部署の部長たちがワザワザご注進にやってきた。
 別にケバケバフリフリの服でなく、シックで落ち着いたボルドー。しかもテーラードのベーシックスーツに、白のこれまたベーシックなシャツでパリッと決めていたのでございます。
 けれども、この部長はこの会社の中では珍しくリベラルというか、真っ当な人で
「それで、何か問題が?」
と言ったら、とたんに黙ってしまったよ、と後でケラケラ笑いながら教えてくれました。 「赤い服、けしからん!」って息巻いても、「何か問題が?」って言われると返す言葉がないのですね。いつも揚げ足を取ってやろうと狙ってるだけの感情論。
 あーこれは色の波動ではなくて、色の波紋でした。 
 それとワタクシ、山本(仮称)課長の愛人でもなんでもなくてよ。でも、このころの総合職女子は皆、「○○(直属上司)のオンナ」と呼ばれていた。名前、覚えろ。
 まー、当の山本(仮称)課長自体が
「毎日、君のスカートから出る膝頭を見て、若さをもらってるよ。ひひひ」
と言ってるような、リアルセクハラオヤジでしたが。ドブネズミカラーの大海原に長年いると、やっぱり悪い影響があるんでしょうか。