ブルータス、お前もか
自宅から歩いてなんとか行ける距離にあるラーメン屋。ものすごーく美味しかった。すでに過去形。
久しぶりに行ったところ、スープの味がすっかり変わっていた。
アサリを主体にした旨みの強いスープが特徴。塩ラーメンが激しく美味かった。
行列に並ぶのが死ぬほど嫌な私たち夫婦も、年に2回くらいは我慢をして並び、
「ここのラーメンを食べると、体がキレイになる感じがするね」
と常に感動していた。どんなに美味しいと言われるラーメンを食べても、刺激が強かったり、油が多かったりで、食べ終わった後はどこか身体が疲れてしまうのだけれど、ここのはとても爽やかだった。
お店に置いてあったラーメン情報誌の切り抜きを読む。
「(オープン時)業界に塩ラーメンの革新を起こした名店。アサリとホタテを主体とした貝の旨みを押し出したスープから、バランスの取れた魚介スープに変更。名店の進化は止まらない…」
つまり、普通のスープになったってことか。塩なのに、最初から七味を振りかけて出てきたのも、ちょっといただけない。辛味噌味など、辛いメニューが増えていたのも気になる。
今日、久々に入ろうと思ったのも、たまたま前を通りかかったら、かつてのような行列がなかったからで。待たずに食べられると思ったから。
客の評価はシビアです。