横浜三越 特別内覧会

 定休日を利用しての1日だけの顧客限定セールに行く。昔、職場の付き合いで、カードに加入したというだけの顧客ですが。
 横浜三越はこの春で閉店する不採算店の一つ。時々利用していたが、地下の食料品は別として、ほとんど客がいないお店だった。
 なので今日も人はそれほどいないだろうと思っていたら…大変な人手。ホントに皆、現金だなと思う。ハイエナのごとく。もちろん、私もそのハイエナの1匹です。
 三越の客層なのだろうか、ほとんどお金持ちそうな中高年ばかり。そんな方々に意外と人気があるのが寝具、インテリア売り場と知る。
 高級羽毛布団やカシミア毛布、ペルシア絨毯をドッカンドッカンお買い上げ。若い子がお洋服を買いあさる渋谷のバーゲンとは全く違う光景。
 私はささやかにシーツを買うためにお会計に並んでいたのだが、少しも前に進まない。なぜだろうと思っていたら、モノが大物ゆえ、皆さん、お持ち帰りではなく自宅へ送ってもらおうとする。そのための伝票書きに時間がかかるのだった。係が5人もいる特設お会計。けれども、シーツ一枚買うのに、20分以上待つ。
 こんな大混雑の中、ずーっと立ち仕事の販売員さんは大変だろうなと思った。が、意外にも皆さん、明るい笑顔。てきぱきと動いて、張り切っていた。
 やっぱり、お客がいてたくさん売れた方のが仕事は楽しいのだろうか。暇でしかたがない状態よりも。