仕事をしながら妄想モード「食育」

 ライオン・ハートが「お母さん、日本の伝統、食文化はあなた達にかかってます」*1とどこぞで発言し、それを受けてかどうかは知らぬが学校、幼稚園は、お母様方を教育すべく「食育」の大切さをご指導。
 斜陽伝統食品業界は、ビジネスチャンスとばかりに伝統と添加物だらけの商品を結びつけて販促アッピール。一方、ジャンクフード会社は「わが社の商品が悪いのではなく、あんた等の食べ方が悪い。実はこんなに健康(ヘルシー)」キャンペーン開始。これも食育。
 ある団体は食育とは「食の自己責任」を取れるための教育といい、ある団体は「エコロジー問題」と言い。
 当のお母様方にとっては「勉強の出来る子、頭のいい子、切れない良い子」養成食餌療法こそが食育。
 けれども、飽食時代のお子様は「パンがあっても、お菓子を食べたいの」とマリー・アントワネット以上の強気さで、歯が立たず。

*1:そもそも母親だけの仕事という考え自体が間違ってると思うが。