04年9月20日前後の上海のテレビ番組考①

注)9/18〜/23に行った上海旅行の出来事を時々メモ代わりに書いております。


海外で楽しいことの一つがテレビを見ること。
今回利用した金門大酒店という3星ホテルでは、上海ローカル、北京中央電視台だけでなく、その他の中国ローカル局も見られて、非常に満足。(NHKも見れます)もちろん、事前にどの局が見られるかのチェックまではしてないです。そ、そこまでは(汗)。
中央電視台では、10月1日の国慶節が近いこと、しかも今年は中華人民共和国樹立55周年ということで大々的に特別番組が組まれていたようだった。中でも昔の中国映画が、日本のBS放送のように、決まった時間に毎日流されていた。昔の映画、しかも55周年とくれば……政治色の強いもの、抗日ものが多くなるわけで。
ただし、実際に見たものは1本だけ。しかも最後の15分くらい。毛沢東林彪及び、蒋介石のそっくりさん(そっくりメーク!)がメインキャラの、要は共産党軍が国民党との戦いに勝利するまでの物語のようだった。
国民党を支持したアメリカ大使が、慌てて書類が散乱したままの領事館らしき部屋から荷物をまとめて出て行くシーンがあった。これもまた中国人俳優を無理にアメリカ人に仕立てようと、白塗りの顔に濃い目張り、シルバーグレーヘアー?を演出するために小麦粉でも振りかけたのかも…と一瞬思うような髪。これが北朝鮮映画だったらジェンキンス氏が演じているのだろうか。映画にリアリズムは必要。金ボンはそういう意味では正しかったのか…。
参考画像①ラスト直前カット
主人公はどうやら共産党軍に参加した無名青年で、そのお母さんが花束を持って凱旋する軍の行進を迎えるの図。全体にセピアカラーなのですが、共産党旗の赤だけは、ちゃんと赤色に見えるので、カラーだったものが恐ろしく退色してしまったのか?不思議な色合いの映画でした。
また、こんな現代京劇のような舞台中継(録画?)もありまして。
参考画像②舞台
地方のあるご家庭が舞台の人情もののようでして、ギャグ控えめの吉本新喜劇のような雰囲気。特にヒロインの女優さんは藤山直美に見えてしかたがなかった。
参考画像③中国の藤山直美?
セリフはいわゆる京劇と同じような音楽付きで、独特の言い回し。そしてリビングであり舞台中央の一番いい場所に毛沢東肖像画!模範家庭です。