東方明珠タワーからの眺め
東方明珠、それは「東洋の真珠」という意味。かつての租界として栄えたころの上海の別名。アジアでもっとも高いテレビ塔であり、今、上海で最もおのぼりさんの集結するスポットでもある。
展望台は350mと263mの二箇所あり、263mだけのチケットと350mまでいけるチケットとは料金が異なる。奮発して両方いける100元(約1500円)チケットを購入。因みに2時間弱楽しめる上海雑技団の見晴らしのいい2階席が100元。横浜ランドマークタワー展望台(273m)への入場料は1000円。この100元がいかに高いか。
で、以下は350mからの眺め。(と、言っても望遠機能を使ってたりしますが)
黄浦江をはさんでいわゆる外灘、南京路などなど旧市街。川沿いに租界時代のクラシック建物が占めているが、背後に行くにしたがって高層ビルがニョキニョキと。
いわゆる浦東の開発地区。センチュリーハイアット等のゴージャス外資系ホテル、その他色々。
右は浦東地区(現在工事中多し)、左手の川沿いにはフェリー乗り場ある。黄浦江はこの先で揚子江(長江)に合流する。
どの方向を見ても高層ビル(マンション)がどこまでも続いている。霞がかかって見えなくなるところまで。
春にソウルに行ったときも、高層マンションがやたらと多いことにビックリした。香港もしかり。
けれども上海の場合はスケールが全く違う、と思った。東京とも違う。中心部や繁華街だけに集中しているのではなく、ダラダラと続く感じ。テレビで上海の目ざましい経済発展なんて番組は腐るほど見てきたが、こう目の当たりにするとテレビとは全く違う衝撃度がある。
窓の上には「北京」「西安」といった大雑把な方角が書かれている。南の方角には台湾ではなく「台湾省」と記してあった。
エレベーターを使って再び地上に。出口直前のお土産屋になぜか「セーラームーン」シリーズのフィギュアが沢山売られていた。素人目にも
「日本のオタクはどんなに安かったとしても買わんだろう」
と思えるほど、塗り方が粗雑。けれども海洋堂は中国に仕事を発注してるぐらいで、クオリティが高いんじゃなかったっけ。いや、そんなことより誰がこんなところでこんなものを買うのだろうか?
おまけ
東方明珠タワーのエレベーターガールの休憩中。彼女たちの英語の発音はものすごく流暢で知性をビシバシ感じるのですが、この立派な近代的タワーにニッポンの百貨店方式というのも不思議といえば不思議。そして、よーく見るとエレベータその他、内装のペンキ塗りはフィギュア同様、細部が粗雑だったりして、やっぱり大陸的だなと思ったり。
注)9/18〜/23の上海旅行をメモ代わりに時々書いています。