ホーリー・マウンテン

ホーリー・マウンテン [DVD]
一体、このオヤジは何を考えているんだろうか?と思う監督が今まではピーター・グリーナウェイデビッド・リンチだったのですが、今日さらに1人増えました。アレハンドロ・ホドロフスキー
錬金術って要するにお金儲けで、その具体的方法とは性と政治がらみ、この二つのヴァリエーションであるということが、よく分かりました。大量生産のキリスト像が売り飛ばされてるのは『散歩する惑星』に受け継がれてるな〜とか。
それと、あの強烈なビジュアルには宗教、その他の色々な意味合いが含まれているのでしょうが、その辺、勉強不足で理解しきれていない分、連想したのは何故か黒澤監督の『夢』。あまりに過剰すぎて真顔で見ていいのか笑いを取ろうとしているのか、微妙なところも含めて。もちろん、いい意味です。
偶然にも、こっちの映画はラストにきっちり“遊びの時間”を終わらせます。やはり厳しさと隣り合わせのお国だからでしょうか。
それにしても、ヒキガエルはカメレオンを食べちゃうんですね…。