古都を彩る天国の青

ヘブンリーブルー?

途中、古川町にも立ち寄る。このサイトに紹介されている古い町並みを散策。軒先のいたるところに青い朝顔が…でも、これは午後の風景。
おそらくこれらはヘブンリーブルーという種類ではないかと思う。よくよく見ると、揃いのプランターには花のある町づくりの会みたいなプレートがついている。育てているのは個人かもしれないが、どこかから支給されているものだろうか。
シットリとしたいかにも日本的な古い町並みに、青い朝顔はとてもよく似合うし、ステキだなと心から思う。でも、それは本当の意味での、昔ながらの風景とは違う。昼過ぎまで咲いている外来種
新しい植物はいけないというつもりはないが、町並を大規模に保護するということは、テーマパークのように演出するということでもあるということに、今さらながら気がつかされてしまった。
水路には大きくて立派な錦鯉が沢山放流されていたが、これもまた冬になると避暑ならぬ避寒のため、別の場所に移されるのだそうで。
八ッ三館という料亭旅館でランチが食べられないものかと母親が言うのでふらりと寄ってみたが、予約なしでは無理とのこと。残念。ご主人が紋付袴で出てきてビックリ。
この旅館の入り口は『ああ、野麦峠』で、女工さんたちが集合する場所だったそうで。今でも、古くからの風格を保っている立派な建物。あの悲惨なお話とイメージ的に結びつかないが、これは事実。