金メダルの作られ方

晒し首の梨園を通り抜け、地元のチェーンスーパーでお買い物。
そこには「谷亮子選手、おめでとう!祝!金メダル」と、ヤワラちゃんの顔写真&金メダル(イメージ)がしっかりと印刷されたPOPで飾られた丸大食品フェアコーナーがしっかりと設けられていた。
メダルは昨晩、取ったばかり。だからこれらの販促ツールは、前々からお店にスポンサー企業から配布されていたということになる。
戻ってテレビをつけると、またしても金メダルおめでとう!とタイトルのついたトラクターに乗ったヤワラちゃんのクボタのCMがガンガン流れる。これもまた事前にオンエアするために用意されていたものか。しかし、都会にいたらこんなCM見なかっただろうなぁ。
それにしても。
スポンサー企業にコレだけ期待をかけられていたとは、大変なプレッシャーだっただろうなと。本人も、大人なんだし納得の上ではあるだろうけど、全く持ってオリンピックってのは完全なるビジネスだよなぁ…


……と思っていたら、こんなコラムを発見。
ノブさんの独り言 http://blog.kansai.com/nobsan/152 より

ネットでは載ってなかった朝日新聞の記事。
谷選手が所属(?)するトヨタには・・・・
谷選手の組み手だけをする選手がいる。そしてそれが、彼の仕事。彼は谷選手の1年先輩。アテネには、他に組み手練習用に男子学生を4人アテネに派遣、これもトヨタ持ち。派遣費用は宿泊、渡航費用込みで1000万円。
谷選手が応援とともに戦いたいという要望から、トヨタは350人分の観戦チケットを購入。150人を日本から応援団として投入。残りをアテネ近郊在住日本人に配った。しかも、谷選手が選んだピンクの応援グッズ(タオル、メガホン等々)も350セット用意した。
「谷選手が必要だというものは、すべて用意するのがトヨタの方針」(人事部の人の話)はすごい!
トヨタは、車を作るだけじゃなく、本当にオリンピックを応援して、金メダルも創っちゃってるんですね!!
さすがは、世界のトヨタだ!

期待されるということは、待遇も破格ってことだったのね。もちろん、彼女自身の才能と多大の努力があってのことなのだとは分かっているのだけれども…小学校2年生から通い続けた柔道教室の指導者は福岡県警をやめて上京し、彼女のために帝京大学柔道部監督になったという話もある。もちろん、周りの人々は喜んで彼女に協力していると思うので、別に構わないのですが。
いやはや、金メダルってなんとまぁお金と労力がかかるんだなと。仮に才能があったとしても、発展途上国の選手は上位に食い込めないわけだ。
ところで。
ヤワラちゃん金メダルおめでとうフェアで、今日はウィンナーやハムをまとめて買っちゃおう!って客、どのくらいいるのだろうか??? 効果って実際、あるのか。素朴な疑問。トラクターも。