ドメスティックバイオレンスは世界共通

Man & Woman

 Market in mind経由。アメリカや、どこかの発展途上国ではない。ヨーロッパの女性の話。交通事故や癌さえも抜いて、16歳から44歳までのヨーロッパ人女性の身体障害や死亡の原因のトップに躍り出たらしい。本当か〜と驚きつつ、メモ。

男性が振るう暴力:http://www.diplo.jp/articles04/0407.html

国によって女性の25%から50%が、虐待の犠牲になっている。例えばポルトガルでは、52.8%の女性が、夫や同棲相手から暴力を受けたと述べている。ドイツでは、4日に3人が生活を共にする男性に殺されている。1年あたり300人近い。イギリスでは、こうした女性が3日に1人の割合で殺されている。スペインでは4日に1人、つまり1年に100人近くだ。フランスでは、男性によるドメスティック・バイオレンスで毎月6人の女性が亡くなっている。5日に1人の割合だ。3分の1が刺殺、また3分の1が射殺、20%が絞殺、そして10%が殴殺である。

 で、もってそれをやってしまう男性像も、

加害者のプロファイルは必ずしも、よく思い浮かべられるような像とは一致しない。こういった暴力行為は、教育水準が低く、恵まれない環境で育った人間と結び付けられがちだが、それは間違いだ。
(中略)
欧州評議会の報告書は、「ドメスティック・バイオレンスの発生数は、収入や教育のレベルに応じて増加しているようにさえ思われる」と明言する。また同報告書は、オランダでは「女性に暴力をふるう男性のほぼ半分が、大卒以上の学歴をもつ」ことを強調する。統計によると、フランスでは加害者の大半が、ある程度の権限のあるポストに就いた男性である。管理職(67%)、医療従事者(25%)、警察や軍の幹部クラスの割合が大変高いことが指摘される。

 と意外性があるようで。(もちろん、後付で色々な理由を考えることはできそうだけど。)
 数字などは調査方法によって変わるので鵜呑みにはできないのだけれど、少なくとも男性による女性への暴力の問題は、世界共通だとは言えそう。お上品そうなヨーロッパも例外ではないということ。
または、同じ調査をまともにしたら、日本ではもっと多いのかもしれないと考えた方がいいのか。