マン・レイ展 まなざしの贈り物/ハウス・オブ・シセイドウ

 マン・レイが生活費を稼ぐために(つまり、彼の芸術活動としてではなく)撮ったファッションフォト展。
 モードも写真も彼の時代からはそんなに変わらない、というか既にあのくらいの時代に基本は完成してて、後はニュアンスとかディテールとかが違うだけというか。そんな気が。モノクロからカラーがメインになったくらいか。ドレスのデザインなんて、今年のアカデミー賞やカンヌの赤じゅうたんで女優達が着てても違和感ないんじゃないかとも思ったり。
 マン・レイのこの展示が面白くない、というわけではないのです。古きを知ることは、よきことです。
 ただ、新しきとはなんだろうか?とここで考えてしまったのです。マン・レイとは無関係に。
 ハウス・オブ・シセイドウ展示会情報:http://www.shiseido.co.jp/house-of-shiseido/html/exhibition.htm 7/18(日)まで こちらも無料。