H嬢の通う教室主催のフラメンコ発表会

 有楽町ビッグカメラの真上、よみうりホールにて。
 H嬢からは事前に「チケット(¥3,000)買って来てくれるだけでいいから。先生にもお花なんか貰うより、ちゃんとチケット買ってもらいなさい、その方がスジってもんだからって言われているの」と、きつく言われていたのをいいことに手ぶらで行くと、よみうりホールに向かうエレベーターに乗り込んできた人たち、私以外、全員が花束を抱えていた。会場に着くと「プレゼント預かり所」なるものが設置されており花、花、花、花束の山。むせかえるような匂いが漂っている。これはまずい。開演してからも「休憩時間にここを抜け出して、花屋へ行かなきゃ」と頭の中でグルグルと周辺の花屋検索。なんというか、ひいきの役者より、ライバル役者の方がお札で作った首飾り?レイ?の本数が多くて悔しい思いをしているオバサンの気分。または、お気に入りのホストをナンバーワンにしたくて、ドンペリピンクを頼もうかどうか思案している客の気分。休憩時間になったら真っ先に「預かり所」のH嬢の名前のある場所を探してそーっと近づくと、ありましたよ大きな花束が3つも!こんな立派な花束抱えて、衣装も持ち帰るんじゃ4つ目は邪魔だよね、と自分を納得させる理由が見つけられて、あぁ、これで一安心。
 H嬢は以前の別の教室にいた時の発表会で見たときよりも、上手くなっておりました。よかった。そして、他の生徒さんも全体的にレベルが高い。小学生から60代くらいの女性まで年齢層は幅広いのだけれど、皆さん、真剣にやっているのが伝わってくる。また群舞ではなく、ソロで一曲踊る人が何人もいるのだが、観客を退屈させないばかりか魅了させるほどの技量があるのがスゴイ。セミプロだ。フラメンコのためにバレエも平行して習ってんじゃないかと思わせるぐらい。これも岡田昌巳先生の厳しい指導の賜物なのであろうか。また、衣装もセンスがよくて、いかにもなジプシー風からいやーん杉本彩*1なものまで、色々楽しませてもらえました。発表会侮り難し。

*1:露出が高いってわけじゃないけど、セクシーな感じが似てた。