ハンシャシンケイ/ ヤマナカカメラ ライブパフォーマンス in Dazzle 外苑前

 去年参加した写真のワークショップで一緒だったヤマナカさんの映像フォーマンス。オリジナルの音楽にあわせて、炊きたてご飯をフィルムのごとくカメラに装着!したり、モニターと手持ちデジカメをつないで会場の画像を写したり…といったつかみの部分はさておき。「新宿」というタイトルの作品が、ギラギラした新宿ではなく「ひかりの街」という感じがして良かった。それにしても、彼の作品を四方を白い壁に囲まれた狭い空間で見ているとなんだか無菌状態の地下のシェルターか、はたまた真っ暗な宇宙空間を漂う船の一室で「地球って、こんなとこだったんだねぇ」と見たことも降り立ったこともない失われたふるさとを懐かしさと憧れとがまざったようなまなざしで見つめている未来人のような気持ちに囚われる。