Book

「モネの食卓」

そして、今日もまたミュージアムショップで散財。モネは食通でもあったらしい。発見された彼のレシピノートを、一冊の本にまとめたもの。一応、レシピは家庭料理の範疇ということだが、分量に8人分とか10人分とか書かれているのも結構ある。多分、人を呼ぶこ…

貧農史観を見直す 講談社現代新書 

太平洋戦争中において、良識ある「庶民」という人々はとても無力で、心の中では「反戦」だったのだけれど、憲兵や非国民と言われるのが怖くて黙ってました、ひもじくて悲惨な境遇でした、と一様に括られている気がする。「火垂るの墓」みたいな感じとでもい…

「引きこもり」から「社会へ」 それぞれのニュースタート 

これは、今の世の中にとって必要な本であると思う。けれども、間違いなく売れない本である。残念ながら本に限らず、良いものが売れるとは限らないのが現実だ。 この本が多分、売れないだろうと手前勝手に予測するのは、世の中の人のほとんどが「引きこもり」…

「すぐわかる 日本の絵画」(東京美術)

早速、ミュージアムギャラリーでを購入し、帰りの地下鉄で読んでみた。歴史の流れとリンクした解説で面白いし、分かりやすい。仏と神が一緒に描かれている意味とか、肖像画を描く人(貴族や僧出身)と描かれる人(武士)は、元々は描く人の方が身分が高かっ…

疑問符としての芸術 千住 博+宮島達男対談集 ISBN:4892101370

帯に「日本的ってナンデスカ?」というコピーが。最近、私も常々同じ疑問を持っていたので買うことに。 以前、たまたまチャンネルをつけたら、大徳寺聚光院伊東別院襖絵を製作するドキュメンタリー番組をやっていた。それが千住氏を始めて知るきっかけだった…