玉手箱を開けた気分

綱島に戻ってきたものの、まだ段ボールが残ってる状態。

引っ越し気分が抜けきらないうちに
捨てられるものは捨ててしまえ、
しっかり収納を決めるのはその後でということにして。

そして
最終ステージ、
つまり思い出の品に手を付け始めるにまでに至りました。

昔の、就職して1〜5年ぐらいの間の手紙の箱を開けたところ
…忙しかったはずなのに、いろんな人と沢山のやり取りをしていたんだなぁと。
メールじゃなくて、手書きの手紙(ハガキ)。


エアメールとかは、ああそうそう、重さで値段が変わるから
すごい薄いペラペラの透けかけてる紙で一杯書いて来てるよねぇ…とか


若いから文章に勢いあるな!とか

みんな恋やら勉強やら仕事やら、希望にあふれかえっててすごいよなぁとか。


複数やり取りしてて、私のこと結構知ってる人っぽいのに
どういう関わりだったか全く思い出せない人とか

…もう亡くなってしまった人たち、とか。
(かなり悲劇的に)


この後、10数年以上音信不通になったのに、
つい最近になってFacebookで連絡が来た子とか
忘れてたけど、こんなやり取りしてたんだねぇとか。


基本的に他愛もないような中身ばかりなんだけど

ああ、この子の気持ちは今ならよく分かるんだけど
この時は私自身に全く余裕がなかったから、
大して分かってあげられてなかったんだろうなぁ…とか
思ったり。


で、さっき開けた手紙も基本的に
他愛ない内容だったのだけれど、最後に


「最近の『ガラスの仮面』読まなくて大丈夫です。進展なし。あ、でもマヤと桜小路君はよりを戻すみたいです」


という一文を見て、愕然。


このお手紙貰って以来、20数年以上ほぼ忘れさっていた
ガラスの仮面』を、ふとしたきっかけでつい最近、一気読みしたところで
ものすごいザックリと、乱暴に、かつ大ざっぱなステイタスが、大して変わっとらんという事態に。
(いや47巻で進展があったといえばあったけど…基本、グズグズしながら紅天女どーすんの?で未だ終わってないということが!)


玉手箱開けて夢から覚めたら老婆になってた、みたいな気分。